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[2022年版]アジングリールの選び方を徹底解説とおすすめリール8選!

超軽量ロッドと極細ラインを使うアジングでは、リールにも繊細さが求められます。

状況次第ではロッドの感度よりもリールの感度に頼る釣り方をする必要があります。

ロッドだけでなくリールにも拘りましょう!

 

ロッドの選び方はコチラ↓↓

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アジンガーとして、元釣具屋店員として、リールチューナーとしての3つの視点から見ていきます!

 

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アジングリールに求められる4つの性能

大きく出すとこの4つです。

それぞれ解説します。

 

軽量であること

軽量ロッドを使うアジングでは、リールも軽量にしておきたいところです。

一般的に、軽いほうレスポンスが良く、感度も良いです。

特に拘りがないなら、ダイワ・シマノのリールの中で、予算内で買える最も軽いリールを選びましょう。

メーカーに拘りがあるなら絞っても問題ありません。

 

レスポンスが良いこと

レスポンスと言われると難しく感じるかもしれませんが、要は動かしやすく、止めやすいかという事です。

巻く・止めるを繰り返すアジングでは非常に重要な要素になります。

基本的にこれはローター(リールの回転する部分)の重量に比例します。

 

ドラグ性能が良いこと

 

極細ラインを使うアジングではドラグ性能は非常に重要となります。

滑り出しが悪いドラグではラインが切れてしまうからです。

 

細いラインを扱える精度があること

リールの回転精度が低いリールで極細ラインを巻くと綺麗に巻き取ることができません。

結果、ラインがグシャグシャになります。

箱にも入らず、ワゴンなどに盛られているリールは避けましょう。

 

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アジングリールのサイズ

1000番~2000番サイズを選びましょう。

相手はアジです。パワーのあるゴツいリールは必要ありません。

 

使うラインはジグヘッド単体での釣りの場合はPEなら0.3号、それ以外のラインなら0.6号程度までの細いラインを使う事が一般的です。

このような極細ラインを使うなら、ラインのキャパはそれほど必要ではありません。

 

重量・操作性・感度の面からみても、小型の1000番~2000番がおすすめです。

シャロースプール(糸を巻く溝が浅い)のリールを選びましょう。番手の後ろにSが付いているリールがシャロースプールモデルです。(例:1000S)

 

ただしキャロ・フロートなどを遠投する場合は、ラインキャパが必要であることと、回収時のスピードや楽さを考えるとC2500番~2500番サイズがおすすめです。

 

 

アジングリールのギア比

リールの番手の後ろにPG・HG等と書かれているのがギア比の表示です。

 

PGはパワーギア(巻き取りスピード遅・巻き上げパワー強)

HGはハイギア(巻き取りスピード速・巻き上げパワー弱)

何も書いていなければノーマルギアです。

XG(エクストラハイギア)というのもあります。

 

ハイギアではない=ローギアだと認識している方がいますが、それは間違いです。

 

ジグヘッド単体用のリールであればノーマルギアかパワーギアがおすすめです。

より軽い巻きを求めるならPGです。巻き取りスピードが遅いので丁寧に攻められるのも良いですね。

ハイギアは巻きが重いのでジグ単の釣りには向きません。

 

キャロやフロートを使う場合は、ラインスラックを素早く取りたいのでPGはおすすめしません。

ハイギアかノーマルギアがおすすめです。

 

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ロッドとのバランスについて

バランスを良くするためにリールを重くするという考えはやめましょう。

リールでバランスを整えようとするなら、相当の重量を入れないと整いません。

例えば、総重量が「190gでバランスが悪いタックル」と「220gでバランスが良いタックル」があったとしましょう。

間違いなく「バランスが悪い190gのタックル」の方が軽く感じます。

 

物凄くバランスが良い70gのロッドを作ってみましたが、重いものはどれだけバランスが良くても重いです。

タックルの総重量差が10gまでなら、重くてもバランスが良いほうが軽く感じるかもしれませんが、それ以上の重量差になるならバランスでは補えません。

 

そもそも持った時の軽さは、タックル全体の重量バランスよりも、ロッド単体でのバランスが強く起因します。(それでも重いものは重いですが)

これはこれまで様々なロッドを触り、そして30本以上のロッドを作ったうえで導き出した結果です。

「バランスを良くして軽く感じさせる理論」は捨てましょう。

 

どうしても気になるなら、リールにカスタムパーツを後付けして重くすれば良いでしょう。

後からリールを軽くすることは難しいですが、重くするのは簡単ですから。

因みに、手元を重くしすぎると、先重りよりも使いづらくなるので注意しましょう。

 

 

おすすめのアジングリール

僕が厳選したおすすめのアジングリールをご紹介します。

 

1万円以下

セドナC2000S(シマノ)

1万円以下ならこれ以外の選択肢はありません。

巻き心地やドラグ性能などがこの価格帯のリールとは思えません。

釣具屋時代に入門者のお客様に勧めまくった結果、売れすぎて店から消えるという事件が起こりました。

僕の大学時代の友達が愛用していました。不満はないそうです。

 

2万円以下

カルディアFC LT1000S(ダイワ)

2万円以下で選ぶならこのカルディアでしょう。

ザイオンV製のモノコックボディ搭載で剛性がUP!

自重は170gと軽量、ZAION Vエアローター搭載でレスポンスも良し。

 

フリームスFC LT1000S(ダイワ)

カルディアよりも更にお手頃価格のフリームス。前モデルは軽いながらも、剛性が低く使いどころが限られるリールでしたが、今作はZAION Vがボディとローターに採用されたことで剛性UP。

軽量であるZAION Vを使う事で、剛性をUPさせながら軽量化も実現しています。リールフットが少し太くなっていることも、剛性UPに繋がっています。

 

3万円以下

ヴァンフォードC2000S (シマノ)

自重は驚異の150g!これはダイワのハイエンドリール「イグジストFC LT1000S-P」と同じ重さです。

ロングストロークスプールを搭載したことによる飛距離UP。マイクロモジュールギアⅡ、サイレントドライブを搭載したことによる巻きの滑らかさなど、とても2万円強のリールだとは思えません。

既に発売されているC3000を使いましたが、巻き心地は良いし、飛距離はメッチャ飛ぶし、ドラグ性能も合格点。

凄まじいリールです。

 

ルビアスFC LT2000S (ダイワ)

2020年新製品です。

ルビアスも非常に軽量のリールです。FC LT2000Sで150g。

ザイオンモノコックボディに大型のタフデジギアを搭載することで、パワーが高められています。

レスポンスが良く巻き心地も滑らか。アジング向きのリールです。

釣具屋時代、後輩社員が使っていましたが、釣りに行けないときも家でずっと回していると言ってました(笑)

 

4万円以下

MGXtream(MGエクストリーム)1000S (アブガルシア)

ここでアブのリールが登場。

先に言っておきますが、巻き心地はダイワ・シマノのリールより2ランク劣ります。

しかし巻き感度・反響感度ともに非常に高いです。

リールメンテナンスメーカーに勤務していた方が「自分のリールより遥かに高感度でショックだった」と言っていました。

その要因はマグネシウムボディとマグネシウム+カーボンで作られたローターです。

マグネシウムは樹脂よりも感度が高いです。それがボディにもローターにも使われているわけですから感度が悪いはずがないんです。

更に、高弾性カーボンを積層構成して作られたカーボンハンドルと軽量のCMgローターによるレスポンスの良さが感度の良さを際立たせます。

そしてドラグ性能が最高。このサイズでは珍しくドラグワッシャーがカーボンですが、これが絶妙の粘りを生み出します。

滑り出しだけで言うならシマノには及びませんが、最終的に魚を獲るための総合力の高さはこちらの方が上です。

見た目がカッコいいのも良いですね。

 

 

ハイエンド

ヴァンキッシュ1000SSSPG・C2500SHG (シマノ)

1000SSSPGはジグ単に、C2500SHGはキャロにおすすめです。

抜群のレスポンスと感度。

半プラボディになったことで巻き心地からカチッとした感じがなくなりましたが、実釣性能に問題はありません。

ロングストロークスプールが搭載されたことで飛距離が伸び、沖の明暗に楽に届くようになりました。

間違いなく現行機種ではアジング最強リールです。

僕のジグ単メイン機です。

ヴァンキッシュのインプレ記事はコチラ

 

 

自分好みのアジングリールを見つけよう!

リールの性能が高ければ、水中の情報を多く得ることができ、釣果に繋げることができます。

また、トラブルが起こりにくいことでストレスも減りますし、釣りに集中することができます。

ロッドだけでなくリールにも拘ってみてください!

 

 

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