アジングにハマってくると欲しくなるのがキャロ・フロート用のアジングロッド。
「キャロは大雑把な釣り、ロッドはパワーがあれば何でもイイや」と考えてしまいそうですが実はそうではありません。
キャロ・フロートで釣果を伸ばすためには、ジグ単と同じく繊細な操作と感度が必要です。
今回はキャロ・フロート用アジングロッドに必要な要素をじっくりと見ていきましょう。
アジンガーとして、元釣具屋店員として、ロッドビルダーとしての3つの視点から見ていきます!
この記事を読むメリット
- キャロ・フロート用アジングロッドを選ぶ際に見るべきポイント分かる
- おすすめのキャロ・フロート用ロッドを知れる
キャロ・フロート用アジングロッドに必要な要素
ここでは5g以上のリグを投げることを前提で話を進めます。
1gとかの軽いキャロは除外します。
キャロ・フロート用ロッドに欠かせない条件
キャロ・フロート用ロッドに絶対に欠かせないポイント2点を解説します。
リグに負けないハリがあること
ハリが弱いロッドはキャロ・フロートの重さや流れに負けてしまい、リグの操作が困難になります。
また、ロッドがリグに負けている状態ではアタリもボケます。
そういうロッドははっきり言って使い物になりません。
表記上は10gまで使えるけど実際使ってみたら5gの操作が限界だったなんてことは普通に起こりえます。
特に、低弾性~中弾性の安価なロッドはこういうことが起こりがちです。
弾性が低い分、折れにくいけど曲がり過ぎる。
これではキャロ・フロート用ロッドしては使えないんです。
僕はこのようなロッドを選んでしまったことがあります。
操作はできない、アタリは出ない。最悪です。
ソリッドティップであること
これには驚いた方が多いのではないでしょうか?
何故か未だに
- ソリッド=柔らかい
- チューブラー=硬い
と思っている方が多いようですがこれは間違いも良いところなので早く忘れましょう。
キャロ・フロート用アジングロッドに必要なのはハードソリッドです。
反響系のアタリはチューブラーの方が取りやすいかもしれません。
しかしそれ以外の変化はソリッドの方が格段に取りやすいです。
抑え込むようなアタリやモゾモゾとしたようなアタリは太いチューブラーでは取れないんです。
また、潮のもたれやか抜けもソリッドの方が遥かに取りやすいです。
大雑把に見られがちなキャロ・フロートでの釣りですが、いかに繊細にコントロールできるかが釣果を伸ばすカギになります。
その他必要な条件
長さやルアーウエイトはポイントや使い手のスタイルによって変わるので、絶対はありません。
ここでは僕が目安としているスペックについてお話します。
長さ
7フィート半ば~8フィート半ば。
遠投した先でのリグの操作やラインスラックの処理などを考えると短くするメリットはあまりありません。
僕は7フィート7インチのロッドを使っていますがこれぐらいが丁度いいと感じています。
もう少し長いのが欲しくなることもありますが、短くしたいと思ったことは一度もありません。
ルアーウエイト
MAX15g以上。
ロッドに表記されているルアーウエイトは投げられるウエイトであることが多いです。
抵抗の大きいフロートや急流ディープを攻めることのあるキャロの釣りでは、ルアーウエイトがギリギリだとロッドが水圧に負けてしまう場合があります。
そうなってしまえば、操作はできませんし、感度も死んでしまうので使い物になりません。
僕が以前買ったロッドはMAX10.5gでしたが、5gのキャロが限界でした。
キャロのウエイトが5gであったとしても、キャロ以外にも、スイベル・ウキゴム・ジグヘッド・ワームの抵抗が掛かりますからね。
ルアーウエイトの上限のは余裕を持たせましょう。
キャロ・フロート用アジングロッドおすすめ
おすすめのキャロ・フロート用ロッドを4本厳選しました。
安いロッドはありませんが、本気でキャロ・フロートを覚えたいならこのクラスのロッドが必要です。
グランデージLITE83 (アピア)
8フィート3インチのソリッドティップでMAXウエイト15gとキャロ・フロートに絶妙にマッチするスペックです。
グランデージシリーズはステンレスガイドながらも、クラストップクラスの高品質なブランクが魅力的。ブランクだけならハイエンドクラスにも引けを取りません。
インスピレーションS80 (アルカジックジャパン)
同社の大人気フロート「シャローフリーク」を扱う為のロッドです。
24gまで扱えるソリッドティップのアジングロッドは超希少、シャローフリークエクスパンダやソアレウルトラシュートも扱えます。
価格も2万円台とお手頃なのが嬉しいですね!
スーパーDアタッカーSPRS-76MH-S (エバーグリーン)
極細ソリッドティップと極小ガイド搭載で感度が高まっています。
ベリーは30tカーボン、センターからバットは40tカーボンを使用しており、そのため繊細さとパワーの両立ができます。
IPSリールシートとギリギリまでシェイプされたグリップが操作性の良さと抜群の感度を生み出すと同時に軽量化にも貢献しています。
自重73gと軽量で、ルアーウエイトはMAX18gと充分すぎるスペックです。
ドリームコンスリー81SF椿 (ドリームアップ)
ルアーウエイトのMAXはなんと25g!
これまでのソリッドティップアジングロッドでは振り抜けなかった、ウルトラシュートやシャローフリーク・エクスパンダまでフルキャスト可能。
さらに、遠投した先でも潮の変化や繊細なアタリを取ることができるショートハードソリッドティップ搭載。
ティップだけでなくロッド全体で水中の変化を感じられるという報告も頂いています。
自重は86gと超軽量!
これまで存在しなかった新しいアジングロッドの誕生です。
キャロ・フロート用ロッドでアジングの幅を広めよう!
キャロ・フロートを使えば攻められるポイントが何倍にもなります。
キャロ・フロート用ロッドでこれまで攻められなかったポイントにいるアジを狙い撃ち!
よりアジングが楽しくなりますよ!