[2022年版]ハードロックゲームに必要なラインを解説!PEラインはよつあみで決まり!

ハードロック

近年、一気に流行り始めたハードロック。

強烈な引きで楽しませてくれ、食べてもおいしいハタ類を釣ってみたい方は多いと思います。

しかしまだまだ発展途上の釣りであり情報も少ないので、どのようなラインを選べば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?

今回は、ハードロックゲームを行う為に必要なラインについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

※今回はオオモンハタ・アカハタをメインターゲットとする前提でお話します。

 

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この記事を読むメリット

  • ハードロックに必要なリールの基本的な知識が得られる
  • ハードロックにおすすめのリールを知れる

 

 

ハードロック用ラインを選ぶ際に見るべき4つのポイント

基本的にはラインはロッドのような専門性はありません。ハードロック用として売られているラインは皆無に等しいです。

したがって、○○用というキャッチコピーを当てにすることもできないので、自分でしっかりと勉強したうえでラインを選ぶ必要があります。

 

ラインを選ぶときに見るべきポイントは以下の4点です。

  • 材質
  • 太さ
  • 長さ
  • 編み数

 

材質

メインラインはPEがおすすめです。

ハードロックで使われるラインは主に2種類、PEとフロロカーボンです。

どちらもメリットデメリットがあるので解説します。

 

PEの特徴

  • 細くて強い=飛距離が出る
  • 比重が低い=根掛かりしにくい障害物を躱しやすいルアーが浮き上がりやすい
  • 伸びない=感度、ルアーの操作性が良い根掛かりが外しやすい・ショックの吸収性が低い
  • 摩擦に弱い=岩に擦れると簡単に切れてしまう

 

フロロカーボンの特徴

  • 摩擦に強い=岩に擦れても簡単には切れない
  • 比重が高い=ルアーが浮き上がりにくい根掛かりしやすい障害物を躱しにくい
  • 伸びる=ショックの吸収性に優れる感度、ルアーの操作性が悪い根掛かりが外しにくい
  • 太い=飛距離が出ない

赤がメリット青がデメリット緑はメリットでありデメリットでもある部分です

 

こう見るとPEラインの方が明らかにメリットが大きいのが分かると思います。

では、なぜフロロカーボンが使われるのでしょうか?

 

摩擦耐性の問題

メリットが多いPEが普及した今でもフロロカーボンが使われる理由は、非常に摩擦に強いからです。

岩場で底を攻めるハードロックゲームでは、非常に根ズレが起こりやすいです。

ルアー操作時にも根ズレは起こりますし、岩の傍で魚を掛けた時も高い確率で根ズレします。

そんなとき摩擦に強いフロロカーボンなら簡単には切れませんが、弱いPEラインは切れてしまいます。

飛距離・感度・ルアーの操作性・根掛かりのしやすさなど、あらゆるデメリットを考慮したうえでも摩擦に強いというメリットを取りたい方がフロロカーボンを愛用しているのです。

 

それでも僕がPEを勧める理由

摩擦への弱さという面を考えても僕がPEをおすすめする理由は、デメリットを補って余りあるメリットがあるからです。

飛距離が出せることで、より広範囲を攻められることによってアタリの数は格段に増えます。ポイントに届かないと意味ないですからね。

感度が良いので、ルアーが底に着いたときに感知しやすいので根掛かりを未然に防ぐことが出来ますし、もし根掛かりしたとしても、ライン自体が浮いている事と、伸びないことで外せる確率も高まります。

アタリの感知もしやすいので、魚に根に擦られる前にがっつりフッキングを決めて、ポンピングで浮かせた後にゴリ巻きすればそうそう根ズレで切られることはありません。(それができるだけのパワーがあるタックルが必要ですが)

相手がオオモンハタであれば、中層をスイミングさせて喰わせることも多いので擦られる確率も低いですしね。

ロングリーダーを使えばPEが擦れることはかなり抑えられますから、摩擦への弱さというデメリットはかなり解消されます。

以上が僕がPEをおすすめする理由です。

 

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太さ

スピニングであれば0.8号~1.2号、ベイトであれば1.5号~2号あたりがおすすめです。

まずはスピニング1号、ベイト1.5号から始めると良いでしょう。

僕はスピニング1号を使用しています。

※2021年7月13日追記:50オーバーのオオモンハタはPE1号では結構厳しいという事を実例を持って経験しました。40㎝クラスは0.6号でも獲れましたが、引きのレベルが違いました。そのレベルの魚をしっかりと仕留めたいなら1.2号以上をおすすめします。

 

ベイトには2号を巻いています。

 

長さ

ハードロックゲーム使うラインは200m以上巻いておきましょう。

重いジグヘッドやメタルジグで遠投すると100m近く飛びます。投げた後、風と潮でラインが流れることを想像すると150mでは絶対に足りないのが分かると思います。

釣行中にラインがなくなったらお終いなのでしっかり巻いておきましょう。

 

編み数

これはどちらでも構いません。僕はスピニングは8本編み、ベイトは4本編みを使用しています。

PEラインは複数の原紙を編み込むことで1本の糸にしています。

1本の糸を作るために何本の原糸を使っているのか?というのが編み数です。

PEラインのほとんどが4本か8本で編まれています。

それぞれ特徴があるので解説します。

 

4本編み

  • 摩擦に強い・ハリが強い(原糸が太いため)
  • 空気抵抗が大きい(太い原糸を少ない数で編んでいるので、円形にならず表面積が大きいため)
  • 糸鳴りが大きい(ライン表面が滑らかでないので、ガイドに干渉しやすいため)
  • 価格が安い

 

8本編み

  • 空気抵抗が少ない=飛距離が出る・風にあおられにくい(細い原糸を編み込んでいるので、円に近い形状となり表面積が小さいため)
  • 糸鳴りが小さい(ライン表面が滑らかなので、ガイドに干渉しにくいため)
  • 直線強度が高い
  • 価格が高い

 

僕がスピニングで8本編みを使用している理由は、飛距離が出て風にあおられにくく、ガイドに干渉しにくいからです。ベイトタックルと比べてガイドとラインの摩擦が多いスピニングタックルではこれらのメリットが大きいです。

逆にベイトタックルは、ガイドとラインの摩擦が少ないので、安くて摩擦に強い4本編みを使用しています。

 

 

ハードロックゲームで使うリーダー

PEラインの先にはショックリーダーを結ぶ必要があります。

リーダーが必要な理由は以下の2点。

  • 金属との結束が難しいPEラインを金属に結束させない
  • 摩擦に弱いPEラインが岩などに擦れないようにする

ラインが根ズレしやすいハードロックゲームではリーダーは非常に大切です。

 

リーダーの材質

リーダーに使われるのはフロロカーボンとナイロンの2種類ですが、ハードロックゲームでは絶対にフロロカーボンです。

フロロカーボンは比重が高く、根ズレに強く、ナイロンよりも低伸度で高感度です。

ナイロンは伸縮性が高く、ショックの吸収性に優れます。

根ズレしやすい釣りであるハードロックゲームにおいてリーダーに求められる性能は摩擦への強さなので、フロロカーボンがおすすめなのです。

 

リーダーの太さ

メインラインであるPEの太さにもよりますが、5号~8号の間で選ぶと良いでしょう。

一般的にはPEラインの4倍の太さがちょうどいいリーダーの太さと言われますが、ハードロックゲームでは5倍がおすすめです。

PEが1号なら5号のリーダーを選ぶといった具合です。

 

リーダーの長さ

僕はスピニングでは2ヒロがメインで、特に根が荒いポイントでは3ヒロ取ります。ベイトタックルでは5ヒロです。

根ズレしやすいハードロックゲームでは長めに取ることをおすすめしますが、スピニングタックルでは長く取れば取るほど投げにくく、トラブルが起こりやすくなるので自分のキャストの技量に合わせて調整しましょう。

僕は結び目をリールには絶対巻き込まないようにしています。

 

 

PEとリーダーの結び方

結束はFGノットがおすすめです。結束強度が高いことと細く仕上げることができるのが理由です。

できるようになるまで繰り返し練習しましょう。

いきなり現場で結ぶ自身がない方は、簡単に結べるように作られているリーダーを使うのも良いでしょう。

 

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ハードロックゲームにおすすめのライン

ボーンラッシュ(よつあみ)

タイラバ用として売られていますが、気にしないでください。

表面の滑らかさ、細さ、絶妙のハリはかなりハイレベルです。

水切れの良さ、直線性の高さ、抜群の飛距離は1度使うともう手放せない程。

少々値は張りますが、性能を考えるとこれでも安いと思います。

ただし他のラインよりデリケートで傷に弱いので、気を使います。

僕の愛用品です。

 

エックスブレイド アップグレードX8(よつあみ)

ハリが強めなので、PEラインを始めて使う方や、今使っているラインがトラブルが多いと感じている方におすすめです。

しかし前作に比べるとハリが抑えられているので、硬すぎず僕としては丁度いい塩梅だと思います。

表面は滑らかで、水切れも良く、誰でも使いやすいラインとなっています。

これまで使ってきたラインの中で、トップクラスに耐久性に優れたラインで、1度巻くと長く使えます。

 

エックスブレイド スーパージグマンX8(よつあみ)

上のアップグレードよりもやや柔らかめなので、ハリの強いラインが苦手な方にもおすすめです。

 

エックスブレイド スーパージグマンX4(よつあみ)

4本編みのPEラインではトップクラスの強度です。

2号で30lbの表記ですが、他メーカーの2号35lb表記のラインより遥かに強かったです。

ベイトリールにはこのラインを巻いています。

 

 

PEラインはよつあみのラインがおすすめ!

上のおすすめラインを見て「よつあみばっかりじゃねーか!」と思った方も多いのではないでしょうか?

先に言っておきますが、僕はよつあみさんとは何の関係もありません。よつあみのPEラインが頭一つ抜けて高品質なのです。

 

WX工法という製法で編み上げられるよつあみのPEラインは原糸が非常に密に編み込まれているため隙間がありません。

隙間がある(肉眼では見えないが)PEラインは、その隙間にごく小さい砂などの不純物が入り込み、ヤスリ状態となり、キャストやリトリーブを繰り返すことで、硬いSICリングをも削ります。

詳しくは話せませんがこれは実際に起こった事例です。よつあみのラインではこういったトラブルが起こる可能性が限りなく低いのです。

 

 

ハードロックゲームにおすすめのリーダー

スーパートルネード (サンライン)

安価で高品質なラインです。しなやかで変な癖もなく安心して使うことができます。

他の号数も合わせると10回以上リピートしています。

 

ブラックストリーム (サンライン)

ルアー用ではなく磯でのグレ釣り用のハリスです。

全フロロハリスの中でもトップクラスの品質を持つハリスで、非常に粘り強く、使っていて切れる気がしません。

少々値が張りますが、買えるならフロロカーボンのリーダーに関してはこれ以外は必要ありません。

 

H.D.カーボン® 船ハリス(デュエル)

ルアー専用リーダーとして非常に有名で人気も高い○○社のリーダーよりも遥かに強いです。

スプールが大きいので持ち運びにくいというデメリットはありますが、割安で品質も高いので非常におすすめです。

 

 

簡単に結べるリーダー

これからハードロックゲームを始めようという方でリーダーを結べない方は恐らくいないかとは思いますが、一応紹介しておきます。

 

フラッシュリーダー (クレイジーオーシャン)

リーダー側に輪っかが作られているので、PEラインで輪っかを作って通すだけ!

輪ゴムを連結する要領です。

輪っかの作り方はパッケージに図付きで載っているので、分かりやすくて安心。誰でも簡単に結ぶことができます。

リーダーに作られている輪っかはPRノットで編み込まれているため強度も抜群、マジで強いですよ。

ライン自体はバリバス製なので安心です。

 

 

ラインにもこだわりを持とう!

ロッドやリールはこだわるのにラインにはこだわらない方が多いですが、ラインは非常に大切なのでしっかりこだわりましょう。

上手い人ほどラインにもこだわっています。

しっかり勉強して自分好みのラインを見つけてください!

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