アジングラインの選び方解説&おすすめライン厳選6種!元大手釣具チェーン店ルアー担当&元フィールドモニターが徹底解説!
極細ラインを使うアジング。
一言にラインと言っても、様々な種類や太さがあります。
今回は、ラインの種類ごとの特徴と、アジングラインの選び方の解説&おすすめのラインを紹介します!
ロッドの選び方はコチラ↓↓
リールの選び方はコチラ↓↓
ラインの種類
ラインには、ナイロン・フロロカーボン・エステル・PEの4種類があります。
※これ以外にもありますが、ごく少数なので今回は省きます。
それぞれのラインの特徴を解説します。
ナイロンラインの特徴
しなやかでスプールへのなじみが良いため、最もトラブルが起こりにくいラインです。
伸びてショックを吸収するため、切れにくいですが、反響感度(アタリなどの振動を伝える感度)が悪い事と浮力があり水馴染みが悪いので軽量ジグヘッドが沈みにくい、操作感度(ロッドに掛かる重みを感じる感度)が悪いというデメリットがあります。
アジングには最も向いていないラインです。
フロロカーボンラインの特徴
4種の中で最も比重が高く、水に沈むため強風下でも使いやすく、水馴染みも良いです。
伸びますが、沈むことでラインが仕掛けと一直線になるので、反響感度も操作感度も悪くありません。
感度は悪くはありませんが、良いとも言えません。
少し硬いので、初めのうちはトラブルが起こると思います。
エステルラインの特徴
伸びが少なく、比重も高いため抜群に感度が良いです。
ジグヘッド単体のアジングには最も向いているラインです。
伸びが少なく、ショックの吸収性が低いため、扱いには注意が必要です。
硬いため、スプールへの馴染みが悪く、慣れるまではトラブルが多発すると思います。
PEラインの特徴
4種の中で最も伸びが少ないうえに強度が高いです。
比重が低く、水に浮いてしまうため、軽量ジグヘッドとの相性は悪いですが、重い仕掛けを遠投するのには向いています。
複数本の糸を編み込んで作られているので表面積が大きい事と軽いため、風に弱いです。
使用の際はショックリーダーが必要です。
こちらが比較表です↓↓ ※ジグヘッド単体の釣りにおいて
感度 | 強度 | 比重 | トラブル | 使い勝手 | |
ナイロン | × | △ | △ | ◎ | × |
フロロ | △ | △ | ◎ | △ | ○ |
エステル | ◎ | △ | ○ | × | ◎ |
PE | ◎ | ◎ | × | ○ | △ |
アジングラインの選び方
アジング用ラインを選ぶときに見るべきポイントは3つ
- ラインの種類
- ラインの長さ
- ラインの太さ
それぞれ解説します。
ラインの種類
ラインには4種類あることが分かって頂けたと思います。
ではどのラインを選べばいいのか?
結論から言うと、ジグヘッド単体の釣りならエステル、その他のリグ(仕掛け)を使うならPEです。
しかし初心者はジグヘッド単体の釣りに使うなら、まずはフロロカーボンを選んでください。
初心者がいきなりエステルを使うと、トラブルまみれで釣りにならないと思います。
性能とトラブル回避のバランスを考えると、フロロカーボンが最適です。
エステルラインはフロロカーボンをノートラブルで扱えるようになってから使いましょう。
僕はいきなりエステルから始めたので毎日トラブルまみれで、1ヵ月で200mのラインがなくなるという事を繰り返しました。
お金がもったいないのでおすすめしません。
ラインの長さ
まずは100m以上のラインを選びましょう。
ジグヘッド単体のアジングであれば50mもあれば十分釣りは可能ですが、トラブル等で切ることを考えると100mは欲しいところです。
キャロやフロートで遠投するなら最低150mは巻いておきましょう。
ラインの太さ
エステル・フロロなら0.2号~0.5号、PEなら0.1号~0.3号を選びましょう。
ラインは細ければ細いほど、空気と水の抵抗が少なく、捌きやすいです。強度とのバランスを考えて選びましょう。
エステル・フロロは太くなればなるほど硬くなり、トラブルが起こりやすいのです。
PEは太くなれば浮力が高くなり、使いづらいのでできるだけ細いほうが良いです。強度が高いので細いラインでも簡単には切れません。
結局どのアジングラインが良いの?
個人の好みがあるので、1番良いのはこれだ!と決めることは出来ませんが、
- 初心者はフロロカーボン0.5号(2lb)
- 経験者はエステル0.2号~0.3号(1lb~1.4lb)
- 3g以上を遠投するならPE0.3号~0.4号
あたりが良いと思います。
おすすめアジングライン
アジングブームが広がるにつれ、各メーカーから様々なラインが発売されています。
その中でも僕がおすすめするラインを紹介します!
初心者へのおすすめ
シーガーR18フロロリミテッド0.5号 (クレハ)
フロロカーボンならこれ以外を選ぶ理由はありません。
しなやかで、比較的誰でも使いやすいフロロカーボンラインです。
少々高額ですが、それに見合う価値は十分にあります。
僕が一時期メインで使っていたラインです。
エステルライン入門者におすすめ
ソルティメイト鯵の糸0.3号 (サンライン)
サンラインから鯵の糸ナイトブルーという製品もリリースされていますが、そちらではなくイエローの方なので間違えないように注意!
エステルラインの中では、最も伸びがある部類に入ります。
伸びる分感度は落ちますが、ショックの吸収性が高くラインブレイクが起こりにくいです。
また柔らかいので、糸グセが付き難く比較的トラブルが少ないです。
僕も一時期使っていました。
アジングマスター・レッドアイ0.3号 (バリバス)
伸びがあり、ショックの吸収性に優れるのでラインブレイクが起こりにくいです。
しなやかでスプールへの馴染みが良く、バックラッシュなどのトラブルが少ないです。
エステルラインの中でもトップクラスの強度があるので安心して使えます。
赤色が見えにくいのが難点です。
エステルラインに慣れた方へのおすすめ
チェルムアンバーコードSG D-PET 失透ピンク0.2号 (よつあみ)
このラインは着色ラインは伸びるという常識をぶち壊しました。
着色なのに伸びが少なく、しかもしなやか。
伸びないので感度が良く、しなやかだからトラブルが少なく、失透ピンクだから非常に見やすいと、アジングには最高のラインです。
僕がこれまで使ってきたラインの中でも総合力はダントツでNo1です。
現在の僕のメインラインです。
ジョーカー0.2号 (ティクト)
他のエステルラインと比べても、伸びが少ないので反響感度が非常に高いです。
ジョーカーから他のラインに巻き替えた際、アジング素人である弟に使わせたのですがが1投しただけで言いました。「感度悪くない?」
巻き替えたラインはエステルの中では平均的な伸びのラインでした。
つまりジョーカーはそれだけ反響感度が高いのです。
硬くパリパリしているため少々トラブルが起こりやすいですが、圧倒的な反響感度を体感したい方はぜひ一度使ってみてください。
キャロ・フロート用におすすめ
ボーンラッシュWX8 0.4号 (よつあみ)
タイラバ用として売られていますが、数あるPEの中でもトップクラスに扱いやすいです。
表面の滑らかさ、絶妙のハリ、細さ、水切れの良さ等どれをとっても最高レベルです。
デリケートなので、スレや傷には気を使う必要があります。
少々高額ですが、この性能ならこの値段でも安いと思います。
自分に合うアジングラインを見つけよう!
ライン一つ一つにそれぞれ特徴があり、適する使い方、状況があります。
消耗品なので、色々使ってみて自分好みのラインを探してみてください!